本当に手術しかない?脊柱管狭窄症を改善するために
- shiseiconn
- 1月13日
- 読了時間: 11分
更新日:1月17日
こんにちは!副院長の福本です!
今回は脊柱管狭窄症についてお話したいと思います。
診断されると手術を奨められ成功しても再発リスクを抱え、健康寿命を著しく脅かしてしまう厄介な症状と言えます。
しかし手術だけが選択肢ではありません。
手術を回避しながら健康寿命の拡大が出来るようにという思いを込めて書いています!
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脊柱管狭窄症の原因
脊柱管狭窄症改善の為に
脊柱管狭窄症の原因 |
そもそもなぜ脊柱管狭窄症という症状に悩まされるようになったのか?
老化だけが原因であれば全ての人間が発症するはずですが、現実的には発症する人としない人に分かれます。
つまり老化以外で発症する原因というものが存在します。
それは「姿勢」です。
脊柱管狭窄症になったのだから姿勢が歪むのは当たり前と思うかも知れません。
違います。
姿勢が歪んでいるから脊柱管狭窄症になったのです。
では原因を一つ一つ見て行きましょう。
①姿勢の歪み
人間の姿勢を決めるのは背骨=脊椎(脊柱)になります。
首の第一頸椎から胸椎、腰椎を経て骨盤の仙椎と尾椎までを脊椎と言い、一般的に背骨と言われる範囲よりも実際は広い範囲を指します。
そして脊椎に存在する空洞を脊柱管と言い、この中を大切な神経が通っています。
この脊椎は基本的に、骨盤にある仙椎=仙骨によって支えられています。
例えるなら仙骨が家の基礎で、腰椎より上が大黒柱となります。
余程大きな怪我等に見舞われない限りは基礎である仙骨が原因となって、腰椎より上が歪んでしまいます。
そして大黒柱である背骨が歪むと全体的な姿勢が歪みます。
歪んだ状態が続いて行くと軟骨や骨が変形し始め、変形した骨が神経を刺激し始める事で症状が表面化します。
つまり変形してから姿勢が歪むのではなく、姿勢が歪んでから変形が始まるのです。

②手術は対処療法
脊柱管狭窄症の治療と言えば大きく分けて保存療法と手術療法に分かれます。
まず保存療法ですが、基本的には薬を飲みながら定期的に様子を見て悪化すれば手術するという、手術までの延命措置のような対処療法となります。
具体的な方策が無く、症状が悪化するのを待つような状態と言えます。
そして手術療法ですが神経を刺激している部分を切除したりボルトで固定する等し、物理的に解決を図る療法となります。
成功率は決して悪くないと言われますが、成功した方の8割程度が再発し再手術の選択を迫られています。
ちなみに手術が必須の方もいらっしゃいます。
トイレが出なくなる排泄障害や、足首から下が動かなくなる麻痺症状等は状態が深刻で早急な手術を推奨致します。
つまり排泄障害や麻痺が無ければ、どんなに痛くても手術を行わなずに症状を緩和させる事が可能なのです。
では手術はなぜそんなにも再発のリスクを抱えているのでしょうか?
実は手術は原因を排除しているように見えますが、実際は原因では無く現象を排除するだけなので対策では無く対処と言えるのです。
前述した通り原因は基礎である仙骨の歪みです。
症状を生み出している現象を解決しても、原因が残り続ける為に新たな脊柱管狭窄症が生み出されるのです。

③もっとも効果的なのは運動療法
脊柱管狭窄症の症状を長期的に改善させるとなると、必須となるのが仙骨の歪みの改善です。
では何故仙骨が歪んでしまうのか?
実は慢性腰痛やぎっくり腰と原因は一緒で、慢性的な歩行不足などが原因に挙げられます。
仙骨の歪みの原因の多くは歩行不足や歩行姿勢の悪化などで、普段歩いていたとしても歩行姿勢が悪いと歩行不足と同じような状態になってしまいます。
よくあるのが手をポケットに入れながら歩く、スマートフォンを見ながら歩く、手に荷物を持ちながら歩く、カートを押したり引いたりしながら歩く、前に大きく手を振って歩く等が歩行姿勢の悪化と言えます。
本来の歩行動作は、手には何も持たずに腕を後ろに振りながら歩く事を指します。
そのような歩行が行えていない人は腰痛になりやすく、最悪の場合脊柱管狭窄症予備軍と言えるでしょう。
仙骨の歪みを無くすためには、仙骨自体を強くする必要があります。
仙骨を強くするためには正しい歩行を身につける事です。

脊柱管狭窄症改善の為に |
脊柱管狭窄症改善の為には、正しい歩行が必要というのが分かって頂けたかと思います。
でもここで問題があります。
脊柱管狭窄症があったら身体を起こせないという問題です。
ここからは、脊柱管狭窄症改善の為の対策についてお話していきます。
①正しい姿勢に矯正する。
はっきり言って、自力で歩行姿勢を戻すと言う事は不可能です。
歩行姿勢は無意識の内に制御されています。
実際、歩行姿勢を気にしながら歩いている人はとても少ないと思います。
そして、変に意識しながら歩くと歩き方が分からなくなり混乱したまま、元の姿勢に戻って歩いているという事になるでしょう。
ではどのようにして矯正すると思いますか?
自力で無理なら道具を使用します。
ノルディックウォークというスポーツはご存じでしょうか?
ノルディックスキーならオリンピック競技で知っているという方も多いと思います。
ノルディックスキーの中でも、クロスカントリーの選手が夏場の訓練として始めたのが始まりと言われています。
クロスカントリーの様に両手にストックを持った状態で、歩行を補助しながら運動強度を増強するフィットネスです。
ノルディックウォークの優秀なところは、一般的なT字杖とは違い体重を掛ける事が出来ません。
そして、ストックによって強制的に上体を起こした姿勢に変えてくれる事です。
これならば身体を起こして歩く事の苦手な脊柱管狭窄症の方でも、自然と奇麗な姿勢で歩く事が出来るようになります。

②歩行習慣を持つ
ノルディックウォークを始めても時々やるようでは意味がありません。
プロスポーツ選手も1週間サボるとパフォーマンスが下がってしまうと言います。
一般の人にとってはそれが歩行にあたります。
時々歩くだけでは改善は見込めません。
2日に1回ぐらいのペースで歩きましょう。
寒いから嫌だ。暑いから嫌だと言っていると、今迄と何も変わりません。
今迄の歩行習慣が脊柱管狭窄症を生み出しているのであれば、今迄と同じ事をしていたら脊柱管狭窄症は悪化する一方です。
脊柱管狭窄症には間欠性跛行という症状があり、歩く事が辛いと思います。
長い距離は必要ありません。
ゆっくりで良いです。
可能な範囲で休憩しながら歩行を続けて下さい。

③歩く為の靴を履く
歩く時に使用できる道具は他にもあります。
その中でも最も依存性の高い道具が靴となります。
最近は脱ぎやすく履きやすい、柔らかくて軽い靴が人気です。
しかしそれらは歩行には適していない場合が多いです。
それは靴の目的が違うからです。
靴とは目的によって製法や求められる能力が大きく変わります。
脱ぎ履きしやすい靴は、簡単に脱ぎ履きする能力を求められます。
柔らかくて軽い靴は走る補助をする為、ランナーに求められやすい能力になります。
野球選手やサッカー選手だと、芝や土の上で地面をしっかりと蹴れる靴。
バレーボールやバスケットボールは、屋内でグリップ力が高く急停止しやすい靴等です。
では歩行に求めらる能力は何か?
まずは硬さです。
実はウォーキングシューズの足底は硬く、つま先だけが動くように作られています。
これは、歩行時に足が真っ直ぐ前に出せるように誘導する事が出来る為です。
次が少しだけ重いです。
軽すぎると足元がブレやすくなり足首の負担が急増します。
少しだけ重くする事で安定感が増し、足首の負担が減るのです。
最後が脱げにくさです。
ウォーキングシューズは紐で固定する為、脱ぎにくく履きにくい靴です。
これも足の安定性を高める事に役立ちます。
脱ぎやすい靴というのは、それだけ安定感が無い事を指します。
脊柱管狭窄症の方は前屈姿勢が苦手の為どうしても履きやすく脱ぎやすい、軽く柔らかい靴を好む傾向にあります。
ですが、脊柱管狭窄症の改善の為には真逆の靴の性能が必要なのです。
多少手間でも歩く時は必ずウォーキングシューズを履くようにしましょう。

まとめ |
脊柱管狭窄症の原因と改善のためについては如何だったでしょうか?
歩く事が辛いのに歩かないといけないというジレンマが存在します。
ですが、脊柱管狭窄症になっても手術無しで改善させる事は可能です。
いきなりでは無く、少しずつ行う様にして下さい。
そして今回最も大切なポイントはこちらです。
大切なポイント |
脊柱管狭窄症にはノルディックウォークが効果的 |
今回はこれだけでも覚えて帰って下さい。
今回の記事を読んで初めて知ったという方も多かったと思います。
症状を緩和させるためには、正しい知識を持つ事が大切です。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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お客様の声 |

1年前の7月の終わりに急に腰とおしりに激痛が走り、背筋を伸ばして歩けなくなりました。腰を曲げては歩けるものの、数メートル歩いては休み、数メートル歩いては休んでの繰り返しでした。寝返りをうとうとすると頭の芯までしびれるぐらいの激痛が走り、一旦起き上がって向きを変えないとうてないぐらいでした。
ペインクリニックがあるのを知りすぐに治療してもらいました。MRIをとってもらうと診断は「脊柱菅狭窄症」ということでした。私の場合は、2箇所狭窄をおこしていました。ブロック注射を打ってもらい、1ヶ月ほど通い、痛みはおさまってきました。ひどくなれば手術も考えた方が良いと言われましたが、どうしても手術はしたくありませんでした。
ブロック注射では、根本的な治療にはならず、いつ再発するかもわからないという不安ともっとひどくなるかもしれないという不安がありました。
そんな時、同じ職場の人から腰痛を患い、完治した話を聞きました。藁にもすがる思いで、その人に紹介してもらい通うことにしました。
そこでは、「43分間歩きましょう。」と驚くことを言われ、「歩けないから来てるのになんと無茶な。」と内心思いましたが、とにかく歩いてみることにしました。それと3から5分のハイハイと坐骨立ちが主な治療でした。最初43分間を歩くのは苦痛でしたが、30分過ぎるあたりから楽に歩けるようになり、何とか歩ききることができました。ハイハイと坐骨立ちを毎日歯を食いしばりながら続けました。
週に一度施術に通い、毎回出される宿題をこなしているうちに1ヶ月もすれば、おしりの痛みが取れ、2ヶ月立つと足のしびれがましになってきました。日によって症状が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら5ヶ月目には、それらの症状もウソのようになくなり、今ではなんなく日常生活できるようになりました。
薬や器具などを使わず、自分自身の力で治っているので、自信を持って生活できています。あの不安は全くなくなりました。
特筆すべきは、いつもニコニコと治療してくださる村上先生が、的確なアドバイスと施術方法を示唆してくださったことです。その事により、不安が解消され、自分自身で治しているという自信を持つことができました。あの半年前のことを思うと感謝しても感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

腰、脚、股関節が痛くて歩きづらくお料理などで立っているのも辛い状態で脊柱管狭窄症と診断されました。訪問接骨院さんに週2回来て頂いて軽いマッサージをして頂いていました。
丁寧な問診のあと的確で分かりやすいカウンセリングがあり、私にとってなぜこの治療や運動が必要なのかが分かり、納得して取り組めています。
施術者が担当制で変わらず、痛みや今の状態を歳のせいにせず向き合って下さり、毎回伺う度に一週間の過ごし方や運動の成果が評価され楽しみながら治療が続けられました。また、疑問が生じた際に分かりやすく説明して下さる点が他と違うと思います。
I.Y様(70代 女性)
腰に急な激痛があり、近隣の整形外科・神経外科で診察を受け、リハビリを数ヶ月間受けましたが改善せず、日常生活に大変不便を感じていました。
大変丁寧なカウンセリングで親身になって対応して下さり、全スタッフの方々の接客、施術、説明などにプロ意識に徹した新しい時代の整体院だと強く感じました。
これまでの医院では「患者は診てあげる」という「上から目線」でしたが、こちらの院は患者の痛み解消を親身になって考え接して頂けました。
カウンセリングで症状を十分に聞いて頂き、施術の手順と目的を分かりやすく説明して頂けますので、症状の改善・回復の手順がよく伝わり、患者側に回復への強い意欲を呼び起こして頂けました。
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