四十肩と五十肩の原因は肩だけじゃない!腕を上げる事が出来る為に必要な事
- shiseiconn
- 1月28日
- 読了時間: 7分
こんにちは!副院長の福本です!
今回は四十肩や五十肩についてお話してまいります。
なった事が無い方には分からないかも知れませんが、少し腕を上げただけでも痛い、服も着れない、髪もまとめれない、何ならお風呂も十分に入れなくなるなど日常生活を壊してしまうかなり怖い症状です。
何もしていないのに急に痛くなると言われ、原因不明で1年ぐらいで治ると積極的な治療を受けられない症状ですが、実は共通している原因が存在します。
それは「普段から使わないから」です。
いや、使ってるし!と言う方が殆どでしょうが、今から原因を説明していきますね。
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四十肩、五十肩の改善
四十肩、五十肩の原因 |
原因不明の症状などとよく言われるこの症状ですが、原因が存在しないのに炎症が出る事はあり得ません。
必ず原因は存在します。
そんな中でも、殆どの方に共通する事が肩を動かしていない事なのです。
それはどういうことなのか、順を追って説明致します。
①関節は普段から使っていたら固まらない
肩こりの方にも共通する事ですが、普段から使っている部分は固まりません。
肩こりは筋肉が固まって起きる症状ですが、四十肩や五十肩は関節が固まって起きる症状です。
つまり、固くならない限りは症状は生まれません。
もちろん中には、怪我等や使い過ぎが原因で症状を生み出す方もいらっしゃいます。
しかしそういう方はほんの一部で、多くの方が動かさない事が原因となります。
そして肩と言っていますが、厳密には肩甲骨が原因となります。
肩は動かしているが、肩甲骨と言われると返答に困る方も多いと思います。
健康な状態で肩甲骨を動かそうとした場合、前方向と横方向は肘が肩よりも高く上がった時に動き始めます。
後ろだけは肘が背中を少し超えた辺りから動き始めます。
この様に、後ろ以外はかなり大きく動かさない限りは肩甲骨を動かす事は難しいのです。
四十肩と五十肩の症状の中で、服を着ると痛いや髪をまとめると痛い等がありますが、これらの動作は全て肘が肩よりも高く上がる必要があります。
なので、どちらも肩甲骨の動きを求めるために痛みが生まれてしまっているのです。

②固まった関節を無理矢理動かそうとすると炎症になる
固くなる状態をイメージするならば錆びている状態と思って下さい。
何年間も放置したネジは錆びて劣化していきます。
そうなると、いざネジを回そうとしてもビクともせず最悪の場合壊れてしまいます。
肩甲骨でも同じ事が起きるのです。
肩甲骨を動かすのが、一日の中でも服を着る時、風呂で洗体している時、伸びをする時、洗濯物を干す時だけだとすると、一日数十回程度しか可動機会がありません。
指などは数万回は動きます。
足だけでも数千回は軽く超えます。
心当たりがある方は圧倒的に足りていないと自覚して下さい。
そして錆びて動かなくなった肩甲骨を動かすと、ゴリゴリと引っ掛かりネジ山が壊れる様に痛みが発生します。
その痛みが炎症です。

③炎症を繰り返すと慢性化する
急な炎症を急性炎症と言います。
急性炎症は、基本的に発生から3日から1週間ぐらいで代謝され痛みが緩和されていきます。
ギックリ腰がこの原理にあたります。
この様に急性炎症は放っておいても緩和します。
ですが、急性炎症が代謝される前に再度肩を無理矢理動かし急性炎症を繰り返し行うと、炎症が更新され痛みが抜けなくなります。
この様な事を繰り返していくと炎症がある事が当たり前となり代謝が追い付かなくなります。
これを慢性化と言い、急性炎症は慢性炎症に変質します。
そうなると動かすと痛い、何もしなくても痛いという状態になり四十肩や五十肩となってしまいます。

四十肩、五十肩の改善 |
四十肩と五十肩の原因は如何でしょうか?
痛みの箇所が肩に集中していますので忘れがちですが、肩で一番大切なのは肩甲骨です。
ちなみに肩甲骨は肩関節の全てに関与する骨なので、肩甲骨の動きが少なくなると全ての動きに関与してきます。
では続きまして、改善方法についてお話していきます。
①錆びているは揶揄じゃない
先程固くなった関節を錆びていると言いました。
しかしこれは揶揄では無く、本当に油切れに近い状態なのです。
ヒアルロン酸はご存じでしょうか?
化粧品や膝関節症等の治療に使用される粘性の高い物質で力を掛けると滑りやすく、その性質は油に極めて近いものです。
関節は常にこのヒアルロン酸を豊富に含んだ「滑液」というものに満たされています。
この滑液が関節の摩擦を減らし、スムーズな可動性を実現しているのです。
つまり関節が錆びている状態とは、滑液が不足し滑りが悪くなっている状態なのです。

②少しずつ動かして油を差す
では何故滑液が減ってしまうのでしょうか?
栄養不足?
違います。
滑液が減るのは先程お伝えした「動かさない」からです。
関節は正常な圧力を受けていたり、動かしていると滑液を作り出します。
つまり関節の動きが少ないと滑液切れになり、関節を動かす度に摩擦が起き炎症に繋がってしまうのです。
なので、四十肩や五十肩の改善も動かす事がもっと大事です。
ここで重要なのが無理に動かせば良いというわけではありません。
無理動かせば炎症が悪化するだけです。
動かせる範囲で少しずつ動かして行く事が大切となります。

③油差しは歩行が効果的
少しずつ動かすとはいえ、どのように動かせば良いか分からないと思います。
もっとも簡単なのは歩行時に腕を振る事です。
歩行時の正しい腕振りは後ろに振る事です。
そして、肩甲骨をもっとも小さな動きで動かせるのは後ろ方向です。
そしてほとんど歩かないという方でも、余程引きこもっていない限りは1,000歩ぐらいは軽く超えて来ます。
その歩行時に腕を振る様にするだけで千回以上肩甲骨を動かす事になります。
早く四十肩や五十肩を改善させたい場合は歩行習慣を持つのがもっとも近道と言えるでしょう。
ちなみに推奨する歩行習慣は、歩数や距離ではなく時間で考え40分程度をおススメします。
あくまで推奨なので、出来る範囲で行って下さい。
まとめ |
四十肩と五十肩の対処と原因は如何だったでしょうか。
参考になりましたか?
放っておいて良くなる保証はありません。
良くするために必要な事を確実に行い、早期改善を目指しましょう
歩行や炎症については「突然来るギックリ腰!正しい対処で症状緩和を」でも言及していますので参考にして下さい。
そして今回最も大切なポイントはこちらです。
大切なポイント |
四十肩と五十肩は動かして改善させよう |
今回はこれだけでも覚えて帰って下さい。
今回の記事を読んで間違っていたという方も多いと思いますが、これからは正しい知識で正しい対処を行い症状が重篤化しない様にしていきましょう!
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!
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